腋臭症（わきが）

わきにはアポクリン汗腺、エクリン汗腺という２種類の分泌線があります。
そのうちアポクリン腺はわき、乳輪、陰部、肛門など体の決まったところにしか存在しません。エクリン汗腺は全身に存在し、その汗の成分は99%は水、1%は塩分です（汗がしょっぱいのはこのためです）が、アポクリン腺から出てくる汗の中には脂質（中性脂肪、コレステロール）鉄、色素（リポフスシン）を含み、表皮で細菌に分解され特有の臭いとなります。
食生活が欧米化し、動物性脂肪の摂取が増えたことで、日本人のわきがが増えたと言われています。最近では効果の高い制汗剤の普及もあり、体臭を抑えることができるようになってきましたが、気にしている方は多いと思います。
遺伝的要素も関与しています。

治療法はいろいろありますが、一番有効なのは確実に汗腺を取り除くことです。 手術にて皮下にあります肥大したアポクリン汗腺を取り除くことで、症状は劇的に改善します。小さい切開（わきの中央に４，５cm）で行えますので、傷跡はあまり目立ちません。最低１週間は安静が必要です。（保険内）

２０％塩化アルミニウムローション外用は根治治療ではありませんが、かなりの症状の改善が見込めます。

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多汗症の方にも有効です。
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